賃貸の空室対策に有効なバーチャルホームステージング成功のコツ

賃貸の空室対策に有効なバーチャルホームステージング成功のコツ

賃貸経営をなさっている不動産オーナー様が抱える悩みは、さまざまあるかと思いますが、その中でも、入居者が埋まらない空室が一番大きな悩みのひとつかと思います。入居者が埋まらず空室が続いているということは、家賃収入が入ってこないのでキャッシュフローの悪化に繋がります。

入居者様が長く居住し、安定的に家賃収入が入ってくるようにする前に、まずは賃貸経営をする物件に興味を示してもらう必要があります。

そこで今回は、費用対効果の面でもオススメするバーチャルホームステージングの活用方法について、お伝えします!

ご参考までに、日本ホームステージング協会が毎年行っている実態調査「ホームステージング白書2020」より抜粋した不動産賃貸事業をしている法人様の主な業種はこちらです。

目次

増加している空き家の状況と割合

ご承知のように日本では人口減少や高齢化により、空き家が増え続けています。空き家にもさまざまな種類がありますが、総住宅数と今回取り上げる賃貸住宅の空き家の状況を見てみましょう。

総住宅数 6242万戸(平成30年10月1日)と、平成25年から比較すると179万戸と3.0%増加しています。

うち、5366万戸(86%)は居住世帯のある住宅ですが、空き家である居住世帯でない住宅は、846万戸と住宅総数に占める空き家の割合は、13.6%と平成25年から比較しても過去最高となっています。そのうち、空き家とされる半分が賃貸用住宅431万戸(50.9%)となっています。

「空き家である居住世帯でない住宅」の種類内訳はこちら

  • 賃貸用住宅 431戸(50.9%)
  • 売却用住宅 29戸(3.5%)
  • 二次的住宅 38戸(4.5%)
  • その他の住宅 347戸(41.1%)

*その他の住宅とは、上記に区分されない長期不在や建替えで取り壊す住宅・区分判断が困難な住宅を含みます。

前項で空き家状況をお伝えしたように、今後も空き家は増加傾向です。このように賃貸経営の不動産オーナー様にとっての空き家対策は、最重要課題であることがご理解いただけたかと思います。

参考:総務省統計 平成30年 住宅数概数集計(PDF)

賃貸住宅の空室対策「積極的なアプローチ方法

空き家対策の積極的なアプローチ方法として考えられるのは、お部屋を旅行者に貸す民泊や短時間のスペース貸し等がありますが、継続した安定的な家賃収入を希望されるのでしたら、賃貸として空室を埋めるのが賢明だと思います。

しかし、不動産ポータルサイトに掲載しただけでは、数ある賃貸住宅と差別化はできません。お部屋を探しているお客様が不動産ポータルサイトを見るときに、まずパッと目に留まるのは「見た目がいい」お部屋です。

最近では、ホームステージングがされているお部屋の掲載も目にするようになりましたが、中途半端なホームステージングは逆効果です。なぜかと言えば「貧相なイメージ」を与えてしまいます。

通常のホームステージングでお部屋のイメージをしっかり作り込んで演出するには、15〜30万円とそれなりの金額が掛かります。売買物件でしたら、宣伝広告予算の枠を確保できるかもしれませんが、賃貸ではそうもいきません。

しかし、限られた予算でも

  • お部屋を探しているお客様の目に留まるような演出がしたい
  • 空室をなんとか解消して安定的な家賃収入を得たい
  • 数ある賃貸住宅と差別化をしたい

という賃貸経営オーナー様でしたら、積極的なアプローチ手法であるバーチャルホームステージングをオススメします。

ホームステージング成功のコツは?

ホームステージングを成功させて、早期成約に導くには中途半端なステージングは逆効果になってしまいます。
例えば、下記にあるホームステージングは自己満足だなと感じませんか?

  • 置いてある家具やインテリア雑貨が少なく、貧相なイメージ
  • インテリアコーディネートの統一感がなく、バラバラ

ホームステージングの目的は、お部屋を探している人に「暮らしのイメージ」を提供し、早期に高値に成約させることです。ですので「暮らしのイメージ」ができないインテリアは対象として外されてしまいます。

ホームステージングを成功させるコツは、お部屋に暮らす人のターゲットを明確にして、そのターゲットに見合ったインテリアコーディネートをすることです。

バーチャルホームステージング例:1Rのお部屋

例えば、大学が近くにある1Rのお部屋でしたら、入居者は学生さんが多いかと思います。1Rはスペースが限られてるので、1つの室内に「寛ぐ」「寝る」「学習」のゾーニングが必要になります。そのようなゾーニングを意識したインテリアコーディネートをオススメします。

バーチャルホームステージング例:ファミリータイプのお部屋

30代ファミリータイプのお部屋でしたら「ご家族が新しい暮らし」をイメージできる白基調とウッド系の家具・観葉植物で温かさとフレッシュさを演出したインテリアコーディネートをしてみてはいかがでしょうか?

バーチャルホームステージングでしたら、同じお部屋でも素早くインテリア家具や小物雑貨の変更ができるので、異なるターゲットに合わせたインテリアコーディネートをご提供できます。*ホームステージング会社による

このようにマーケティングでいう「ペルソナ」を設定してから、アプローチ方法としてホームステージングを採用することが成功のコツですので、担当ホームステージャーにご相談してみてください。

ホームステージングの料金相場と費用負担

バーチャルホームステージングの料金相場は、1画像10,000円前後です。
通常のホームステージングの料金相場が15〜30万円ですので、売買物件と比べて広告宣伝費が限られている賃貸物件でも導入しやすいことがお解りいただけると思います。

ここでホームステージングの費用負担は、不動産会社?不動産オーナー?どっちが負担するものなのか?とが気になるところかと思います。そこで参考までに日本ホームステージング協会の実態調査「ホームステージング白書2020」より抜粋したグラフをご覧ください。

ホームステージングの費用負担は、不動産オーナー様負担が半分以上になっています。

例えば、家賃50,000円のワンルームでしたら、1/5の費用でバーチャルステージングが導入できるので、広告費の投資回収という側面でも、費用対効果の高い施策になるかと思います。

まとめ

今回は、賃貸経営をなさっている不動産オーナー様にとって空室対策が最重要課題であること。また、どのようにバーチャルホームステージングをお部屋に導入し、お部屋を探しているお客様に興味・関心を持っていただけるかをお伝えいたしました。

ご導入にあたり、ご不明なことなどありましたら、お気軽にお問合せください。それでは、今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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