【バーチャルホームステージング】フルCGバーチャルステージングって、何ですか?
皆さん、こんにちは。
バーチャルステージングは、比較的新しいサービスなので違いが解らないという方もいらっしゃるかと思います。
バーチャルステージングでも、壁床天井からインテリアまで全てをCGで制作するフルCGステージング(3D・CGパース)であったり、お部屋の写真にCG家具やインテリアを配置するフォトステージングであったり、混乱してしまいますよね。
今回は、フルCGで制作するバーチャルホームステージングについてお伝えしたいと思います。
フルCGバーチャルステージングとは?
フルCGバーチャルステージング(3D・CGパース)は、間取図や立面図を元に壁・床・天井の躯体からCGで作ります。
基礎部分の躯体が出来上がったら、壁紙や床材、ドアや窓などの建具などを作っていきます。
下図をご覧いただけるとイメージしやすいかと思います。
その後、ターゲットやインテリアスタイルに合わせて家具や小物を選定、家具を配置していきます。
このステージングは、私の娘が初めての一人暮らしをするというときに制作したインテリアデザインになります。
仕上げにレンダリングと画像補正をして完成です。
実際の室内と変わらないクオリティーですね!
フルCGバーチャルステージングのメリット
フルCGでのバーチャルステージングのメリットは大きく3つあります。
- 費用面
- 完成までの時間
- 手軽なインテリアテイスト変更
費用もリアルなホームステージングと比較して安価で、完成までの時間も早く、インテリアや床・壁紙・建具・インテリアの変更ができることです。お部屋のターゲット層によって、あっという間にインテリアテイストをチェンジができるのは大きなメリットですね。
先程の画像と同じ部屋で、家具の配置・壁紙・床・インテリアをチェンジしたものが下図です。
フルCGバーチャルステージングのデメリットと注意点
もちろんフルCGバーチャルステージングのデメリットもあります。
例えば、家具メーカー様などで自社商品を個別に配置したインテリアカタログなどを制作したい場合は、個別に3Dモデルを制作するので、多少コストが掛かってしまいます。弊社調べでは、例えばソファーを3Dモデリングするとなると15,000円〜十数万円でした。
但し、モデリングした3Dデータはその後も保有データとしてご活用次第ではトータルコストは安くなるかと思います。
その他のデメリットとしては、不動産でのバーチャルホームステージング全般に言えることですが、実物件にインテリアの配置はありませんので、内覧で足を運んでいただいても室内に家具は無いという状態です。
お部屋にバーチャルホームステージングをした際「CGによるバーチャルステージングで、お部屋のイメージを表現しております」等の注釈文を入れて、トラブルにならないように注意しましょう。
フルCGバーチャルステージングのご活用方法
フルCG(3D・CGパース)バーチャルホームステージングは、どのようなシーンで活用できるのでしょうか?
・間取図だけではイメージしにくいお部屋のイメージを補完できる
・異なるターゲット層やコンセプトに合わせたお部屋を提案したい
・建築中で室内撮影ができなくても、フルCGステージングでいち早く入居者募集ができる
この他にもご活用次第で広がりそうですね。
まとめ
今回は、バーチャルホームステージングのひとつである「フルCGステージング」についてご説明いたしました。次回は、実際のお部屋写真にCGインテリアを配置する「フォトステージング」について、ご説明させていただけたらと思います。
バーチャルホームステージングについて「こんなことやりたいけど、どんな方法がある?」など、ご不明なことがありましたら、お気軽にご相談くださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!